2009年2月3日火曜日

まだ百三十歳

王はヤコブに尋ねた「お年はお幾つかな」ヤコブはこれに答えて「私はまだ百三十歳でございます。(創世記47;8−9 現代訳)

新しい年をむかえてから、聖書通読は創世記から始め、2月から出エジプト記に入りました。

読み終えた創世記には、アブラハム、イサク、ヤコブ、ヨセフなど興味深い人物が登場します。彼らの人生は波乱万丈であり、その苦難によって、人間として角がとれ、人格が形成されていくのです。

ヤコブも兄エソウとの問題、仕事での問題、結婚のこと、伯父との関係、愛する息子の行方不明と様々な経験をします。その試練を乗り越えて成熟していきます。

晩年のこと、行方不明の息子ヨセフに出会い、感動の対面をします。そのヨセフに導かれ、パロ王に面会します。その時に、年令を問われたヤコブは「私はまだ百三十歳でございます」と答えました。

「まだ」です。わたしは「もう」とは言わず、まだ、まだ、、これからですという思いで前向きに生きようとしているのです。
ヤコブはその後、17年生きこの地上を去りました。

もしわたしが17年生きたとしても、まだ94歳です。先日、百歳で現役のお医者のことを知り励まされました。

吹上

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