2008年12月26日金曜日

他の道をとおって

そして、夢でヘロデのところに帰るなとのみ告げを受けたので、他の道をとおって自分の国へ帰って行った。

マタイによる福音書2:12


他の道をとおって自分の国に帰って行ったのは博士たちです。

彼らは、ユダヤ人の王としてお生まれになったかたを拝むためにエルサレムにやって来ました。そのうわさを聞いたヘロデ王は不安を感じ、祭司長や民の律法学者たちを全部集めて、キリストはどこに生まれるかと問いただしました。

さらに、ヘロデ王はひそかに博士たちを呼んで、そのことについて詳しく聞き、ベツレヘムにつかわし「行って、その幼な子のことを詳しく調べ、見つかったらわたしに知らせてくれ。わたしも拝みに行くから」と言いました。
ヘロデ王にキリストを礼拝する敬虔な思いがあったのでしょうか。そうとは思いません。

博士たちは、母マリヤのそばにいる幼な子に会い、非常な喜びにあふれ、ひれ伏して拝みました。そして、夢でヘロデ王のところに帰るなとのみ告げを受けて、他の道をとおって自分の国に帰って行ったのです。他の道をとおらないで、博士たちがキリストの誕生された場所をヘロデ王に伝えていたらどうなったでしょう。

わたしが、キリストに出会い、救われ、献身し、信仰に生きなかったら、どのような人生を歩いてきたでしょうか。他の道を歩み、今のような喜びにあふれた老後の生活はなかったでしょう。
キリストとの出会いを心から感謝します。

吹上

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