2008年8月11日月曜日

先住の民がその地にいた

アブラムの一行が着いたところは、誰もいない土地ではなく「そのころカナンびとがその地にいた」

創世記12:6

75歳のアブラムは、神のことばに従って旅立ちました。それはきびしい、危険な砂漠を越えてのことでした。

神が示され,導いてくださる新しい土地、そこは先住民もいない楽園のように考えます。しかしそうではないのでした。先住する人々がいるというのです。

アブラムの心には「ここが神の導かれた土地なのだろうか」という疑いもあったのではないかと思います。このようなことなら、ハランを出てくることもなかった、そこにはまだまだ開拓する土地もあったのにと考えることもできます。

今までにまさる乳と蜜の流れる土地ではないのです。先住民がいる、何故そのような所に住まなければならないのか。ここが来るべき場所であったのか?別の場所があるのではないかという思いがあったことでしょう。

アメリカに来て、日本では経験しない問題や苦労を重ねたとき、わたしが来るべき場所ではなかったのではと考えたことがありました。

日本にいたならこんなことまですることのなかったのにと思いました。しかしアメリカでしか体験できない数々の貴重なこともあったのです。わたしの知らないところで、神の導きがあったというのです。

吹上

0 件のコメント: